2022/01/08
今からお伝えする話は、荒井歯科医院でお伝えしていることの中で一番重要なことです。ぜひ最後までお読みください。
子どもの頃から、親に言われてなんとなく歯を磨いてきたよというあなた。
そもそも私たちはなぜ歯を磨くのでしょうか?
「磨けと教えられたから」
「口臭が気になるから」
「虫歯にならないように」
いろいろな意見があると思います。しかしやはり一番大事なのは、
「歯を失わないため」だと思います。
歯磨きに対する誤解でもっとも多いのが、
「歯磨きは食べカスを落とすためにする」
というものです。
以前「食後1日3回歯を磨きましょう」などというキャンペーンみたいなものがあって、
「食後に磨く=食べカスを落とす」というイメージが定着してしまったのかもしれません。
でもこれは間違いです。もちろん食べカスを落とす必要があります。
しかし歯磨きの1番の目的は「歯垢」=「生きた細菌の塊」を落とすことです。
「歯垢」=「食べカス」だと思っている方が多いですが、実は違うのです。
歯磨きの目的は「歯を失わないため」と言いました。
歯を失わない=歯を失う原因を取り除く
歯を失う原因=歯周病・虫歯の2大疾患
歯周病・虫歯の原因=歯垢の中の細菌が出す「毒素」や「酸」
つまり、歯垢を除去できれば歯を失う原因の2大疾患の原因を除去できるから歯を失わずに済む、という論法です。
幸せな食事ができる楽しい老後のために歯を失わないようにするには、毎日歯垢を落とせばいいのです。
歯磨きの目的は「楽しい老後のために、歯垢を落とすこと」なんです。
あなたの歯磨きのやり方で「全ての」歯の歯垢を落とせていますか?
大雑把に磨いて奥歯の方に歯ブラシが当たっていないことはないでしょうか?
食べカスを落とそうと思って磨いていると、ざっと磨いてやめてしまうことがあります。
歯磨き粉でさっぱりして磨くのをやめてしまうと、わんさか歯垢が残っていることがあります。
一度も歯の磨き方のレッスンを受けたことがない方、受けたことはあるが自信がない方は、ぜひ一度歯医者さんに行ってレッスンを受けてみてください。