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2010年10月 2日

自分の歯を長くもたせ、一生おいしく食事をするには、定期検診・定期クリーニングが必須であることは、山形県酒田市の日吉歯科診療所、熊谷崇先生の研究により明らかになっています。

しかし、定期検診・定期クリーニングとは具体的になにをやるのか、というところはあまり知られていないかもしれません。


<定期検診の意味>
・早期発見→早期治療または早期発見→長期経過観察
 虫歯はなるべく早く見つけて早く治療した方が、痛みが出てから治療するよりも、お金も回数も金額も歯へのダメージも少なく済みます。さらにいうと、定期的にチェックしていけるのであれば、すぐに治療せずとも時期が来たら治療するということができます。大事なのは「早期発見」です。虫歯や歯周病は自分で気づくことが少ない病気なので、専門家による検診が必要です。

<定期クリーニングの意味>
1.ハミガキがちゃんとできているかのチェック
2.ハミガキでは落とせない頑固な歯垢や固まった歯石の除去
3.歯面の研磨(PMTC)

1.ハミガキがちゃんとできているかのチェック
 歯を失う原因の1位・2位である「歯周病」と「虫歯」は、どちらも歯にこびりついた「歯垢」が原因で起こる病気です。「歯垢」とは生きたバイ菌のかたまりで、このバイ菌が酸や毒素を出して歯や歯ぐきを攻撃し、虫歯や歯周病になるのです。

 逆に言えば、このバイ菌がいなければ虫歯も歯周病も起こりません。「いなければ」といってもゼロにすることは不可能ですが、なるべくバイ菌の数を減らすことはできます。それがクリーニングです。

 クリーニングは大きく2つに分けられます。
ホームケアとプロケアです。

 ホームケアは家でするケア、つまりハミガキのことです。歯垢は毎日毎日つきますので、歯医者に毎日通うわけにいかない以上、自分で落とすしかないんです。そのハミガキがきちんとできていなければ、磨き残しの歯垢が虫歯や歯周病を起こします。

2.ハミガキでは落とせない頑固な歯垢や固まった歯石の除去
 プロケアは歯科医院で行うクリーニングです。
まずハミガキでは落とせない歯垢や歯石(歯垢が硬くなったもの)を除去します。キーンと響く道具でやるアレです。

3.歯面の研磨(PMTC)
そのあとでPMTCを行います。PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字で、直訳すると「専門家による機械的歯面清掃」で、歯をツルツルに磨き上げます。そうすることで歯垢のつきにくい歯になります。また、歯が白くなるので見た目もよくなります。


まとめると、定期検診・定期クリーニングで行うのは、
1.虫歯・歯周病の検査→早期発見のため
2.ハミガキのチェック→毎日の歯垢除去のため(一番大事)
3.頑固なバイ菌の除去→自分では落とせないから
4.PMTC(機械掃除)→歯垢がつきにくい歯にするのと、白い歯にするため。

当院では以上の内容を60分の時間をお取りして行います。

詳しくはご相談ください。

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2010年10月 1日

当院では初診の方と、お久しぶりにいらっしゃった再初診の方には、「初診コンサル」というものを行っております。

歯科に関してのお悩み、不安などを抱えたまま治療に入るのではなく、初診の段階でお気持ちをお聴かせいただき、それに沿って治療を進めていきます。

できるだけ麻酔はしないでやって欲しい、なぜなら昔麻酔をされたあとに歯がすごく痛くなったから。
なるべく毎回麻酔をして治療して欲しい。
吐き気が出やすいので型取りの時は注意して欲しい。

さまざまな「気持ち」が出てきます。

しかしこれらは、患者さんに口に出していただかないと分からないことばかりなのです。

この「気持ち」をお聴かせいただくのが「初診コンサル」です。

ですので初診時には少し長めにお時間をいただくことがありますが、ご容赦下さい。

歯科に関する悩み・不安をお持ちの方はぜひ一度ご相談下さい。

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当院の一人の患者さんにかける時間は基本的には30分でお取りしています。
というのは大体の治療が30分ぐらいの時間で終わることができるからです

もちろん1時間かかる処置をする場合には1時間の枠をお取りします。

虫歯を削って詰める治療は、テキトーに削ってテキトーに詰めれば10分で終わりますが、
そのような治療では長持ちはしませんし、見た目や舌触りにも問題が残ったりします。
30分でできるのは多くて3本、基本的には2本ほどです。

逆に言えば、60分や90分お取りすれば、6〜9本の虫歯が治療できるかというと・・・

できます。

ただし、やらないほうがいいさまざまな理由があります。

1.アゴが疲れてしまう
2.広範囲に麻酔をすると頬や舌を噛んだりしやすい
3.噛み合わせが大幅にずれてしまう恐れがある
 一旦削ってもとの咬み合わせをなくしてから、詰め物で咬み合わせを作るので咬み合わせが変わります。
4.保険がきかないことがある
 あまりの多くの歯をいっぺんに治療するのは保険適応にならないことがあります。
5.予約が先になってしまうことがある
 長い時間が空いているのが近い時期になければお約束が先になってしまいます。
ほかにもさがせばいろいろでてきそうですが、以上のような理由があります。

しかし、仕事が忙しくてあまり回数がかけられない、虫歯が多すぎて噛むところがないから早く治して欲しいなど、人それぞれニーズが違ってきます。

当院では初診の方に初診コンサルといって、まず患者さんの歯科に対する不安などをお聴きしてから治療に入っておりますので、いっぺんに治療したい方はその際にお申し出下さい。

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2010年9月30日

いい入れ歯とはどんなものなんでしょうか?

痛くない?よく噛める?違和感が少ない?見た目がよい?

すべて大事なことです。

しかし、よく噛めるようにするには、より大きく作った方が安定性がよくなり、噛めるようになるのですが、大きい分違和感は強くなります。
金具を前歯にかけたほうがいい場合は、そうすればよく噛めるようになりますが、見た目はよくありません。

結局、その方にあったベストの入れ歯を追い求めていくしかありません。
入れ歯は完全に希望通り、つまり100点の入れ歯というわけにはいかないことが多いです。

見た目は悪くてもよく噛めるのがいい、というかたは見た目に構わず噛める入れ歯を作りますし、
見た目が悪いと使わない、というかたは前歯にはなるべく金具をかけない設計にするか、金具のない保険外のノンクラスプデンチャーをおすすめします。

ただ、100点に近づけるために努力をすることは可能です。

痛いけど我慢するとか、違和感が強くて結局使わないとか、そんなことができるだけないような入れ歯を作っていきたいと考えております。

入れ歯は専門知識がないまま作ると、やはり悪い入れ歯になります。
当院でも、何軒も歯医者を回ったがどこでも合う入れ歯ができなかったという方が何人もいらっしゃいます。そういった患者さんは確かに入れ歯を作るのが難しい口腔内をしていらっしゃるのですが、僕のもてる力を全て出して治療にあたり、もちろん全員の方に満点の入れ歯を作れているわけではありませんが、ある程度ご満足いただいて治療を終えています。

入れ歯がうまくいったときは、入れ歯の専門の科出身でよかったと思います。

もし入れ歯で悩んでいらっしゃるのであれば、ぜひ一度ご相談下さい。
絶対にいい入れ歯を作ってみせます!とは言えませんが、
100点の入れ歯になるべく近づけられるように最善を尽くします。

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バネ・金具のない入れ歯 ノンクラスプデンチャー
入れ歯でお困りではありませんか?

2010年9月29日

 入れ歯はどうしても金具がないと落ちてきたり、浮き上がったりしてしまうので、残っている歯にかける金具は必須になります。それが前歯にかかると見た目が非常に悪く、それを理由に入れ歯を入れられない方もいらっしゃいます。
 そこで、その金具を金属でないピンクの樹脂で作り、目立たなくしたのがノンクラスプデンチャーです。
 実は、入れ歯の専門の科出身の僕は、金具を使って強固に(リジッドに)入れ歯を作ることが残っている歯にとっていい、と勉強してきましたので、多少抵抗があります。
 しかし患者さんのニーズを考えると、ひとつの選択肢として十分に成り立つ治療法と考えます。
金額は10万円前後です。

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2010年9月28日

インプラントにはいくつかデメリットがあります。

1.保険が効かず、価格が高い

 インプラント治療は原価が依然高く、保険の適応にはなっていません。
ですからどうしても価格が高くなってしまいます。当院では一本32万円〜となっています。

2.手術の必要がある

 手術といっても、全身麻酔をかけるような大掛かりなものではなく、虫歯を削るときにする麻酔と同じものを使って、1時間ほどで行う小手術ですが、ブリッジや入れ歯など、インプラントに代わる治療に比べれば、体へのダメージは大きくなります。

3.ブリッジや入れ歯の方が見た目をよく改善できる場合がある

4.治療期間が長い

 ブリッジや入れ歯が1週間〜1ヶ月あればできるのに対して、インプラントは3ヶ月から8ヶ月かかります。

5.全身の病気などの状態により、できないことがある

6.噛み合う歯に対して、過剰な負担がかかることがある

7.タバコを吸っていると成功率が下がる

 これはデメリットとは言わないかもしれませんが、喫煙者の方には厳しい現実かもしれません。

8.18才以下(成長が止まっていない人)には適応できない


ほかにも細かいデメリットはあります。

ここまで見るとインプラントなんてやらないのが身のためとお思いになるでしょうが、そうではありません。

これらのデメリットを補って余りあるメリットがあるからこそ、インプラントを選ぶ方がたくさんいて、そして満足していらっしゃるのです。

悩んでいらっしゃる方はぜひ一度ご相談下さい。

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アストラテックインプラント

2010年9月27日

インプラントはさまざまな会社が独自のコンセプトに基づいて開発しています。

当院ではその中で、アストラテックインプラントシステムを採用しています。

世界でも有名なアストラゼネカ社のグループ会社のアストラテック社が生産している、信頼性の高いインプラントです。

特徴は、インプラントを支える骨がなくなるスピードが遅い、つまり長持ちするということです。また見た目もいいことから、前歯の部分で効果的です。

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インプラントのデメリット

2010年9月26日

歯科の口コミサイトで有名なものに「デンターネット」があります。
ここでは非常に多くの口コミコメントが見られます。

歯科治療はお試しができないため、比較して選ぶということが難しい業種です。

そこで手助けとなるのが口コミサイトで、実際に通院している患者さんの生の声というのは非常に参考になると思います。

しかし口コミサイトにも問題があります。

1.歯科医院関係者の自作自演の可能性がある
 自分で自分の医院をよい歯医者のように書くというのは誰でも思いつくことです。これの防止のために一定期間内に異常な口コミがある場合はマイナスポイントとなるという方法をとっているところもあるようです。

2.歯科医師と患者との関係は合う合わないがある
 デンターネットにはブラック投稿といって、歯科医院の悪評の口コミも医院名を伏せて掲載してあります。
 そこを見ていると、

「デンターネットの口コミを見て素晴らしい医院だと思って行ってみたら、ぜんぜんだめだった」

 といった投稿が散見されます。
 実際は評判の悪い歯医者の自作自演の口コミにひっかかったのか、あるいは実際に素晴らしいと思っている患者さんが投稿したものなのかは分かりません。しかし、こういったことが実際に起こっているということです。

 これは患者さんひとりひとりが歯医者に求めているものが違うから起こります。
ある人は痛くない治療を重視していて、ある人は感じのいい受付を重視している。
この価値観の違いから、合う合わないが発生します。

このように、口コミも鵜呑みにしてはいけないということです。


ではどうしたらいいのでしょうか?


近年では「セカンドオピニオン」といって複数の医院で治療方針を提示してもらい、そこから選ぶという考え方もあります。

歯科医院の「お試し」みたいなものです。もちろん当院でも「セカンドオピニオン」をご希望の方も承っております。

「一回相談受けてもらったから、ここで治療を受けないとなんか悪いな」

なんて遠慮はいりません。当院の提示する治療方針が納得できなければ他の歯科医院さんにいっていただくのは患者さんの自由であり、権利です。
ぜひ一度ご相談下さい。

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引っ越し

荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始