根の中の神経を取る処置をした方へ
根の中の神経を取る処置をした方へ
以下のいずれかの理由で神経を取りました。
- 虫歯が神経まで達し、痛みが出ている
- 虫歯が深く今は痛まないが、虫歯を取りきると神経が露出し、そのままにしておくと痛みが出てしまう
- 虫歯はないが、噛みあわせを治すために神経を取る必要がある
- 虫歯はないが歯周病が進んでおり、神経を取る必要がある
- 虫歯はないが、知覚過敏が生活に支障をきたしている
- 虫歯はないが、ブリッジするために削ったら神経が露出した
<方法>
①麻酔をします。
②歯の上から神経のところまで削って穴を開けます。
③細いやすりを神経の通っている管に挿入し、神経や汚れをかき出します。
④薬を歯の中に塗って、仮の詰め物をして終了です。
神経は取ってしまえばそのままでいいわけではありません。神経が通っている管の中を徹底的に掃除し、形を整え、歯の中にゴムの詰め物を詰めます。
その後、歯の頭の部分を詰めたり、被せて歯の形を元に戻して終了です。歯の治癒の状態によって治療回数が変わりますので、予め回数をお伝えすることは難しいです。
根の中の治療をしている最中は、治療後2~3日じんじん痛むことがありますが、しばらくすると治まりますので心配いりません。
しかし、まれに非常に強い痛みが出ることがあります。体の免疫が細菌と戦うことで起こる炎症の痛みで、体を治す過程で起こります。万が一そうなった場合は、すぐにご連絡ください。
2回目以降は仮の詰め物を外して中を掃除し、また仮の詰め物をします。仮の詰め物は白いセメントですが、30分ほどしないと固まりませんので、食事にご注意ください。また固まった後もボロボロ崩れてくる材質ですが、全て取れてしまわなければそのままにしておいて大丈夫です。食べ物が詰まるなど問題があればご連絡ください。