訪問歯科(施設・病院訪問)
施設・病院単位で治療や口腔ケアに伺います~訪問歯科
<Our Concept>
歯科医師が貴施設・貴院に訪問いたします
「利用者の食事に時間がかかる」「患者さんの口腔内の状態が悪いが歯医者に連れて行くのが大変」そんな悩みをお持ちではありませんか?
当院では、歯科医師が施設・病院に訪問して歯科治療を行う訪問歯科を承っております。
「虫歯治療」「入れ歯治療」「口腔ケア」を含む、院内と同じ治療がすべて可能です。当院で使用する治療機器と同等の施術が行える、コンパクトな機器を歯科往診車に搭載してお伺いします。
往診では、クリニックに来ていただく診療に比べて患者さんはリラックスして診療を受けられます。また、通院に付き添われるご家族やスタッフの方の負担を取り除けるのも大きなメリットです。
※医院から半径16キロ圏外の施設・病院の場合はお申し込みいただけませんので予めご了承ください。
<荒井歯科医院ならではの訪問歯科の強み>
・義歯の難症例でも対応可能
義歯の専門医が訪問します。
・摂食嚥下治療を行っている
専門医が訪問します。
・衛生士数が多いため、訪問スケジュールが比較的柔軟にとりやすい(状況により当日のご依頼も可能)
訪問歯科専門衛生士は医院平均で1人いれば多い方ですが、当院は7人おります。
・経験豊富な歯科衛生士
訪問歯科専門歴が長い歯科衛生士、ケアマネージャーの資格を持っている歯科衛生士、歯科衛生士会に所属している歯科衛生士がおり、医療介護の各専門職と連携が取りやすいです。
・専門機材を揃えており、通院とほぼ同じ治療が可能
患者さんにご負担がないよう、機材にこだわっております。
・精神病棟での診療の経験あり
精神疾患がある患者さんも安心してお問い合わせください。
当院訪問歯科利用施設の声
施設・病院単位での訪問歯科導入のメリット
- 無料検診でご家族に口腔内の状態をお伝えできる
- 口腔機能維持管理体制加算(一人につき30単位)が貴施設の収入になる(施設の場合)
- 利用者様・患者さんの口臭が減る
- 利用者様・患者さんが歯磨きを嫌がらなくなる
- 誤嚥性肺炎が予防できる
- 口腔内が安定し、疼痛などの不穏が起きにくくなる
- 摂食嚥下機能の改善で、低栄養を防ぐ
- 口腔機能の低下を防ぐことでADL(Activities of Daily Living)の安定につながる
- 通院の手間や人出が必要なくなる
- 身元引受人の方の安心材料になる
- 貴施設・貴院の出費がない
施設・病院単位での訪問歯科導入のデメリット
デメリットは基本的には事務作業が少し増えることです。
- 無料検診の結果のご家族の方への郵送。同意書がないと個人情報保護の関係でご家族の住所を知ることができないため、郵送をお願いしております。他の郵送物に同封していただいても構いません
- 同意書の受け取り、当院への引き渡し
- 情報提供書の提示
- 保険証のコピーを準備
- 同意書をいただいたご家族の方の住所など情報の提示
- 治療内容によっては治療場所の提供や、利用者様・患者さんの誘導など、お任せいただければこちらで行います
上記以外の事務作業は全て行います。できるだけ貴施設・貴院の負担が軽くなるシステムを構築できるように、その都度ご相談させていただきます。
訪問歯科導入・開始の流れ~施設・病院の方へ~
当院では利用者様・患者さん単位ではなく施設・病院単位での訪問歯科を承っております。
◆ご相談
まずはお電話(042-973-7611)をください。受付後、訪問歯科担当者から折り返しご連絡させていただきます。
◆導入のご説明
貴施設・貴院の担当者の方へのご説明に伺い、メリット・デメリットをお話しいたします。
◆無料検診
導入が決まりましたら、利用者様・患者さん全員の無料検診をさせていただきます。
◆ご家族へのご連絡
ご家族の方に検診結果表と診療同意書をお送りします。
◆情報提供書・保険証等のご提示
同意書が返送されてきた方から順に治療・口腔ケアを始めます。貴施設・貴院から当院へ、情報提供書・保険証等を利用者様・患者さんごとにご提示いただきます。情報提供書には、主治医より患者さんの全身状態をお書きいただきます。
◆診療開始
診療を開始します。(利用者様・患者さんの状態に合わせた間隔で定期的口腔ケアや必要な治療を行います)
◆ご請求・お支払い
ご家族の方へのご請求はすべてこちらで行い、診療内容の説明書を同封いたします。お支払いは当院へ直接していただくことになりますので、貴施設・貴院への負担はございません。
高齢者の口腔ケアの重要性~肺炎のリスクを下げる
当院の訪問歯科では、定期的に伺って口腔ケアを行っております
ご高齢の方は飲み込む機能が低下しており、誤嚥(飲み込んだものが肺に入ってしまうこと)を起こしやすくなっています。お口の中の清掃が行き届いていないと、お口の中の細菌が多くなっていて、この細菌を誤嚥によって肺に入れてしまうことで肺炎が起こります。体力が落ちたご高齢の方は肺炎が命に関わることがしばしばあります。
週に1回程度の継続的な口腔ケア(プロによる清掃)を続けることで、肺炎が起こりづらくなります。
また、飲み込み機能を検査し、現状の機能に合わせた食事形態に変えたり、リハビリをして飲み込み機能を向上させることで、誤嚥の危険性は減ります。そういった飲み込み機能に関する治療を摂食・嚥下治療といいます。当院では専門家が治療にあたっております。
実際に当院が伺っている施設では、原因不明の熱発が少なくなったなど喜びのお声をいただいております。
訪問歯科への想い
荒井歯科訪問部担当の小山内 あずさと申します。
120年以上にわたり地元の方々と共に歩んできた私たちが、訪問診療への取り組みを積極的に行わせていただくようになりました。訪問先の患者さんから、昔(初代~3代目の頃でしょうか)荒井歯科医院に通院されていたと耳にすることがよくあり、嬉しくなります。先代の想いが、4代目の現理事長、5代目の院長と受け継がれる中で、診療場所が院内から施設やご自宅に変わっても、同じようにご安心いただける状況を作れるようにと考えております。
常に患者さんを中心に、ご家族や医療・介護従事者など専門分野の方との連携を密に図るよう心がけるようにしております。当院のスタッフはさまざまな経験を積んでいるので、幅広い細やかな対応ができ、またそのことが訪問診療には重要なのではないかと考えております。
お口の環境を整え、患者さん、ご家族様が笑顔で生活を送れるようにすることが、私たちの大きな目標であり喜びです。ご心配事やご質問などいつでもご連絡いただきたいと思います。
訪問歯科エリア
病院を中心に半径16キロ圏内です。