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2010年10月 3日

奥歯にかぶせてある銀歯は虫歯にならないからあまり磨かない。

そうおっしゃる方がときどきいらっしゃいます。

そもそも銀歯とはどういう構造になっているのでしょうか?

いわゆる「差し歯」という言葉がありますが、この言葉に問題がありそうです。

「差し歯」という名前から、歯の抜けたあとの穴に代わりの歯を差し込んでいる、
そんな印象をお持ちの方がいらっしゃるようです。そうであれば、人工の歯は虫歯にはなるわけがないので、銀歯は虫歯にならないと思っていらっしゃるのかもしれません。

しかし実際は違います。差し歯は、ご自分の歯の根っこの部分を利用してセメントでくっつけてあるのです。ご自分の歯が少しも残っていなければ差し歯の治療はできません。
ですから、銀歯の中のご自分の歯は虫歯になります。
そして虫歯が大きく進めば、差し歯をすることができなくなり、抜くことになってしまいます。

ですから、銀歯になったから磨かないのではなく、今までより一層努力して磨く必要があります。

すべては歯医者が一言治療が終わったときに説明すれば済む話です。
「銀歯でも、ご自分の歯が土台になっていて、虫歯にはなりますのでよく磨いてください」と。

こういった誤解は他にもたくさんあり、その誤解が解ければ、虫歯や歯周病も少なくなっていくはずです。荒井歯科医院は今後も誤解を解いていくようにがんばっていきます。

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荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始