保険でどこまで歯を白くできるか 荒井歯科医院(飯能市・入間市・日高市)
<歯の一部にものを詰める場合>
保険で使える白い材料の代表的なものとして「コンポジットレジン」があります。
これは歯の白さに似た色をした材料で、虫歯でできた穴につめてから光をあてると固まります。
コンポジットレジンはどの歯でも保険が効きますので、コンポジットレジンならば、
全ての歯を金属を使わずに治療することができます。
ですが問題はその強度です。
コンポジットレジンはプラスチックなので、最近の材料は充分な強度を持っていますが、それでも金属に比べれば強度は劣ります。
虫歯の穴のかたちによってはコンポジットレジンだと強度不足になる場合があります。
そんな場合は保険だと金属の詰め物をすることになります。
<歯の上にかぶせものをする場合(いわゆるさし歯)>
前歯12本(左右の糸切歯と、その間の前歯、計6本、上下で12本)は保険でも白いかぶせ物ができます。
糸切歯の1本奥とその奥は(小臼歯という歯。全部で8本あります)、保険でも白いかぶせものができるのですが、
強度が非常に弱く、すごく割れやすい材質なのでおすすめしておりません。
奥の歯2本(大臼歯という歯。親知らずを除くと、全部で8本あります)は保険で白いかぶせものをすることはできません。
ということで、保険でもかなりの歯を白くすることはできます。
ただし適応・非適応がありますので、歯医者さんとよくご相談ください。
ある掲示板の書き込みで「気づいたら銀歯だらけになっていた」という話がありますが、
その銀歯も場合によっては白くやり直すこともできるかもしれません。
そんな場合は「できるところは保険で白いのに変えて欲しい」と聞いてみるのがいいでしょう。