神経をとった歯は痛みは出ない? 荒井歯科医院(飯能市・入間市・日高市)
よくある誤解なのですが、
「神経をとってあるから痛まないはずなのになぜ痛いんですか?神経の取り残しがあるのでしょうか?」
との質問を受けることがあります。
歯の痛みは大きく分けて3つあります。
1.歯の中の神経に細菌が感染して起きる、神経の痛み。
2.歯ぐきに細菌がダメージを与えて起きる、歯ぐきの痛み。
3.根の中で細菌が繁殖し、歯の根の先端に起きる、根の先の痛み。
神経をとった歯が感じなくなるのは1.の痛みだけで、2・3の痛みは起きます。
痛みは身体が発する危険信号です。神経を取った歯は虫歯が大きく進むことでは痛みが出ず、気づいたときには手遅れになっていることが多いです。
ですから、なるべく神経を取らずに済むよう、定期検診で虫歯を小さいうちに発見して対応した方がいいということです。