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2013年1月29日

「虫歯菌が親から感染する」ということが最近よく知られるようになってきました。

確かに虫歯菌は親や主な保育者から子供に感染するものです。

虫歯の多い親の子供が虫歯が多い傾向があるのは、遺伝ではなく感染するからです。


さて、虫歯菌のことは分かりました。では歯周病菌はどうなんでしょうか?


歯を失う原因の第一位は歯周病です。虫歯ではありません。

なのになぜ虫歯菌のことばかりが話に出るのでしょうか?

歯周病菌はうつらないんでしょうか?


当院でも「虫歯があります」というと「ぜひ治してください」という方は多いのですが、
「歯周病にかかっています」といっても「ぜひ治してください」という方は比較的少ないです。


結論から言うと、歯周病菌もうつります。

しかも親子間だけでなく、夫婦間など近しい人間の間でも感染が起きます。(虫歯菌は夫婦間の感染力は低いです)
ということは、夫婦のどちらか片方が治療をしても、また片方から歯周病菌が感染するということも考えられます。治療するならご夫婦で治療した方がいいでしょう。


歯を失う原因の第一位の歯周病を起こすだけでなく、親子間だけじゃなくて他人にもうつる歯周病菌。

虫歯菌より断然厄介ですよね。


メディアもインプラントバッシングで国民の不安を煽ったり、確立されていない先進治療を魔法の治療のように報道して視聴率を取るのではなく、歯に関する基本的な知識にあたる部分が広く知れ渡るようなものを作って欲しいです。


歯周病は自覚症状なく進行している事が多い病気ですので、パートナーや子供のためにも一度検査を受けることをオススメします。

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荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始