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2010年10月16日

近年、コマーシャルなどでもよく聞かれる「知覚過敏」という言葉。
言葉自体はかなり浸透してきている実感がありますが、
どういった症状なのかはどうもあまり知られていないようです。

「歯がしみる」=「虫歯がある」と思っている方が多くいらっしゃいますが、
そうではありません。

実は虫歯がなくても歯はしみるんです。それが知覚過敏です。

歯の根っこははぐきの中で骨に支えられています。はぐきより上に出ている部分を「歯の頭」と呼ぶとすると、歯の頭は「エナメル質」という硬いカラのようなもので覆われています(下図の白い部分)。
歯はほとんどの部分が「象牙質」というものでできています(下図の肌色の部分)。象牙質の中にはいわゆる「神経」と呼ばれる、しみる痛みを感じる部分があります(下図の赤い部分)。

tooth.gif

この象牙質の部分には、細い管が何本も神経のところまで通っています。
この管は、普通はエナメル質や骨に覆われています。
しかし、エナメル質が欠けてしまったり、歯茎がさがったりすると象牙質がでてきて、管の入り口が露出します。この管を通して神経まで刺激が伝わってしまうのが「知覚過敏」です。

治療法は
1.適切な歯みがき(シュミテクトなどのハミガキコも効果有り)
2.塗り薬(管を埋めてしまう)
3.エナメル質がかけたところに詰め物をする
4.神経をとる(最終手段)

神経をとると歯の寿命は短くなるのでなるべく取りたくありませんから、神経を取るのはすごくしみて生活に支障がでるような場合に限ります。

冷たいものがしみる、歯みがきのときにピリッとすることがあるなど、気になる症状がございましたら一度ご相談ください。

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2010年10月14日

笑ったときに金歯がキラリと光るのがはやっていたのは昔の話です。

今はやはり白い歯が自然とされています。

しかし、白い歯は保険が効かなくて高いからちょっと手が出せない・・・
そう思ってはいませんか?

すべてではありませんが、前歯でも奥歯でも銀歯や金歯を白くできることがあります。

歯の大きな範囲が金属で覆われている場合は保険で白くすることはできませんが、
歯の一部に金属が入っている状態ならば保険で白くすることができます。
前歯であればどんな状態でも保険で白い歯を入れることができます。

ただ、保険の材料の材質では色が自然でなく、変色しやすかったり、強度が弱かったりします。
そこで保険外の治療がでてくるわけです。

保険には「安さ」というメリットがあります。むしろそれしかありません。ただ、保険で十分な症例は多くあります。
保険外には安さ以外のさまざまなメリットがあります。

当院では保険外の治療を無理矢理すすめることはありませんが、選択肢のひとつとしてご説明しています。あくまで選ぶのは患者さんです。

保険・保険外の治療をよくご理解いただき、ご選択下さい。

当院のHPには治療の料金も掲載しておりますのでぜひご覧下さい。

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2010年10月13日

「フッ素が歯にいい」というのはかなり知られてきていると思われますが、
「なぜフッ素が歯にいいのか」というのはあまり浸透していません。

歯の主成分は「ハイドロキシアパタイト」でCa10(PO4)6(OH)2という化学式で表されます。Caはカルシウム、Pはリン、OHの部分が「ハイドロキシ」です。
この「ハイドロキシアパタイト」実は虫歯菌が出す酸に弱く、溶けやすいんです。

フッ素(正確にはフッ化物)の入ったうがい薬やハミガキ粉を使うと、この「ハイドロキシ」の部分がフッ素に置き換わり、「フルオロアパタイト」になります。Ca10(PO4)6F2です。Fがフッ素です。
この「フルオロアパタイト」は虫歯菌の出す酸に強く、溶けにくい、つまり虫歯になりにくいんです。

つまりフッ素は「フルオロアパタイト」を作るから虫歯になりにくくなるというわけです。


さらにCa(カルシウム)やP(リン)もフッ素と一緒に歯に作用させると「フルオロアパタイト」がよりできやすくなります。CaやPを含むハミガキ粉は「MIペースト」だけです。


僕は、

1.ハミガキ粉なしでしっかり磨きます

2.「Check-up gel(フッ素のペースト)」と「MIペースト(カルシウムとリン配合ペースト)」の両方をハブラシにとり、歯全体に塗ります

3.そのままぶくぶくとうがいをするように全体に行き渡らせます

4.余分な分はそのまま飲み込みます

飲み込むのが気持ち悪くて抵抗がある場合は吐き出してもいいんですが、水でうがいをして洗い流すと意味がなくなります。

ぜひやってみてください。

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先日、医院の隣りの敷地に駐車場ができたのですが、そこに大きな看板が設置されました。
「酒田屋商店」という飲み屋の看板の下に当院の看板があります。

以前当院は駐車場が停めにくいというお言葉をいただき駐車場を作ったのですが、看板ができたことにより場所が分かりやすくなったかと思います。

駐車場は9台分ございますので、日高市や入間市の方のようにお車でいらっしゃるかたはぜひご利用下さい。

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目立つ看板を設置しました
電光掲示板を設置しました

2010年10月12日

当院の院長荒井利夫は、飯能市・日高市・入間市を含む入間郡市歯科医師会の会長をしております。
歯科医師会は、国民のみなさんのお口の健康を守るためのさまざまな取り組みを行っております。
歯科医師会の仕事で忙しく、院長は以前より診療をすることが減りましたが、その分私副院長が院内で頑張りたいと思います。

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今日、たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学で、歯周病と糖尿病の関係と舌ガンについて取り上げられました。

ゴールデンタイムでマスコミが歯科を取り上げると、あまりいいことがありません。
大抵まだ本当にいい治療かはっきりとしたデータが出ていないようなものが多いのです。
歯科医師の中でも賛否両論があるような治療を、まるで魔法の治療のように取り上げるのです。
それを信じた患者さんに説明をするのがいつも大変です。

しかし今回の内容は非常にいいものでした。

歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させます。
また歯周病は心筋梗塞の原因にもなりうるといわれています。

おどすような表現も多かったのは残念ですが、歯周病の基本的な知識も十分に盛り込まれていました。
歯周病という病気の認知度がこれであがれば、自らの歯周病に気づいていない患者さんの通院につながり、日本人の口腔内の健康度もあがります。

今後も、眉唾ものの先進医療だけを取り上げるのではなく、日本国民の歯科基礎知識の向上を狙った番組がゴールデンで放送されることを期待します。

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2010年10月11日

先日「デンターネット」のブラック投稿を見ていたらこんな書き込みがありました。

「そこの先生はやたら麻酔を打ちたがる。こないだは院長に麻酔をされたが、ぜんぜん効かず、何本も打たれた。この麻酔も治療費の上乗せになってるんだろう」

実はこれは全くの誤解です。この方は型取りを何回もされたことも治療費の上乗せになっていると書いていらっしゃいますが、これも誤解です。


実は、麻酔はタダ、無料なんです。


正確に言うと麻酔にお金がかかることはありますが、それはあまりお金がかからない処置をしたとき(例えば虫歯を取って一旦仮詰めにするとか)だけで、
虫歯を削って詰めたりとか、歯を抜いたりとか、ほとんどの治療で麻酔はタダなんです。

麻酔をやたら打ちたがるのは患者さんに痛い思いをさせたくないからではないでしょうか?


型取りも同じです。もちろん型取りにはお金がかかりますが、何回とっても同じ金額です。

型取りはある程度失敗しても、詰め物を作ることは可能です。ただそれは合いが悪い詰め物になります。合いが悪い詰め物は中から虫歯になったり、すぐ取れたりします。しかし、患者さんには合いが悪いかどうかなんて、入れてすぐには分かりません。

取り直しをするのは、ちゃんとしたものを作ろうとしている証拠です。

全く型取りをやり直さない歯医者は神の領域の技術の持ち主か、手を抜いて治療しているかどちらかです。


このように、きちんと治療しているであろう歯医者さんが患者さんとのコミュニケーション不足による誤解で悪口を書かれているのを見ると、心が痛みます。

コミュニケーションが大事だと改めて感じました。

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引っ越し

荒井歯科医院 院長 荒井淳次 荒井歯科医院
院長 荒井淳次

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【経歴】
2004年
 東京医科歯科大学
 歯学部卒業
同年
 歯科医師免許取得
 東京医科歯科大学歯学部
 附属病院義歯外来専攻生
2006年
 同外来医員に就任
2008年
 同外来非常勤講師として
 週1日勤務
 荒井歯科医院勤務開始